水が出ない場所と、分かっている範囲を聞く
物件・棟・階・部屋と、本人が確認した場所を揃えます。台所だけなのか、浴室も同じなのか、水側も出ないのか、お湯にならないのかで、調べる対象が変わります。水は出るが温まらない相談は、給湯器の聞き取りへつなげます。
| 確認 | 記録へ残すこと |
|---|---|
| 場所 | 本人が確かめた蛇口・設備。水側とお湯側の違い |
| 時点 | 最後に使えた時点、出なくなった時点、現在の状態 |
| 範囲 | 本人の確認範囲、ほかの住戸の申告、未確認の場所 |
| 周辺 | 停電、工事・点検の通知、漏水など、本人が見聞きしたこと |
| 支障 | 飲用・トイレ等で困っていること、本人へ連絡できる窓口 |
入居者にほかの住戸の点検を任せず、管理側で同じ物件の申告を照合します。共用ポンプや制御盤の確認・操作は設備担当へ渡し、電話口で機器を推測して操作を頼まないようにします。
ランドネットの入居者向けFAQは、地域の断水と、共用設備の点検等で予定された断水の確認先を分けています。自社でも、本人が見た掲示の日時・対象と、管理側が持つ最新の作業予定を照合してください。予定時間内というだけで、今回の出水不良の原因を確定させません。
地域の情報と、建物の給水設備を照合する
水道事業者の断水・工事情報を開き、対象地域と更新時点を記録します。同時に、建物の給水方式、共用電源・ポンプの確認先、点検や工事の予定を設備台帳から探します。
さいたま市の2026年10月13日の案内では、水道局からの配水が続いていても、停電で建物のポンプが止まり、各戸へ送れなくなる場合を説明しています。直結直圧、増圧ポンプ、貯水槽の方式を分けており、低層階で水が出る場合も建物の条件によります。階数や「マンション」という呼び方だけで、方式や影響範囲を決めないようにします。
大阪市水道局の断水FAQも、共同住宅の出水不良と工事の影響を分け、水道局では建物のポンプ修繕を扱わないと説明しています。自社物件では、所在地の水道事業者と建物の保守契約に沿って、確認先と依頼する範囲を決めます。
| 情報 | 照合と次の確認 |
|---|---|
| 地域の情報 | 対象地域・発表時点・作業状況が、今回の場所と時点に合うか |
| 建物の設備 | 給水方式、停電や点検の状況、保守先が確認した結果 |
| 住戸の申告 | 出ない場所・階・時点が共通するか。未確認の住戸はどこか |
設備担当へは、確認できた症状と範囲、給水方式の資料、連絡先を渡します。調査や応急対応の引受け、訪問見込み、工事の承認が必要な条件は、修繕手配の工程で追います。地域の情報がある場合も、建物内の対応を誰が引き受けるかまで残してください。
復旧見込みが未定でも、次の連絡を決める
本人への返答は、確認できた状況、まだ分からないこと、次の連絡を一緒に伝えます。業者へ連絡した時点で、復旧予定が決まったとは案内しません。
次は、見込みを確認中の場合の記入文です。実際の確認先と、担当が引き受けた連絡予定を入れて使います。
[物件・確認できた範囲]で水が出ないとの連絡を受けています。[確認先]が[確認・作業の現状]を確認中で、復旧時刻はまだ確定していません。[担当]から[次の連絡予定・方法]に、分かった状況をお知らせします。[確認できた給水方法や、利用上の案内があれば記入]。
次の連絡予定になっても見込みが出なければ、進捗と残る確認を返します。交代する当番には、現場へ問い合わせる担当、本人へ返答する担当、判断先を渡します。入居者から再び電話が来た場合も、同じ断水の記録へ結び付け、変わった症状や生活への支障を追記してください。
給水場所を案内するときは、実際に使える場所、利用時間・条件、情報を確かめた時点を揃えます。共用栓も建物ごとに設置や使用条件が異なるため、管理側が使えると確認した方法を案内します。地域の給水所が開いていると推測したり、すべての共用栓を飲用に使えると扱ったりしません。
予定断水の日程が変わった場合は、古い掲示・送信済み案内の対象も照合します。最新の案内を出したことと、不達や個別の質問へ返答したことを別に残すと、受付担当が古い予定を答え続けるのを防げます。
通水の報告後も、住戸の残件を確かめる
地域の復旧発表、建物の作業終了、住戸で水が使えた確認を分けます。現地担当の報告には、確認した場所・時点・結果と、まだ使えない・未確認の住戸を残します。
| 対象 | 完了と残件の残し方 |
|---|---|
| 地域 | 参照した発表、対象地域、更新時点 |
| 建物 | 作業・点検した範囲と結果、設備担当、再確認が必要なこと |
| 住戸 | 使用を確認した場所・時点、未確認や改善しない申告 |
| 案内 | 本人へ伝えた内容、不達・未回答の質問、次の担当 |
通水後も濁りや異臭があれば、その申告を残して使用条件を確認します。東京都水道局の貯水槽FAQは、設備故障と水質異常で相談先を分けています。所在地の水道事業者・保健所等と設備担当の案内を確認し、対象の住戸へ伝えます。見た目だけから、受付が飲用できると判断する内容にはしません。
記録は、既存の修繕受付票や対応履歴へ、建物の断水記録と住戸ごとの用件の参照を残します。水が出るようになった後も、生活への影響や費用の相談が残る場合は、補償相談の受付と判断担当への引き継ぎを続けます。
テマトクには、申告の受付、確認先への連絡、進捗の照会、確認できた内容の案内と報告を、選んだ範囲で任せられます。修繕受付と業者調整を、いまの断水対応の分担に沿って確認できます。
受付から手配・報告まで、任せる仕事を選ぶ
問い合わせの受付・内容整理、物件別FAQ回答から、業者連絡・手配・報告まで。いまの体制に合わせて任せる仕事を選びます。
費用・方針・例外の判断を管理・運営会社に残し、作業と確認の分担を一緒に整理します。
