比べる前に、電話の入口と受付後を分ける
同じAI電話でも、番号選択で行き先を分ける、声で用件を聞く、留守番電話を要約する、といった構成があります。まず、求める動作を一つ選びます。
| 用途 | 比較する点 |
|---|---|
| 取次ぎ | 用件・担当者による振り分け、転送、不在時の受付 |
| 聞き取り | 物件や部屋の特定、訂正や聞き直し、記録と通知 |
| 留守電の確認 | 要約の内容、対応状況、折り返す担当の管理 |
| 一部業務の自動化 | 既存設備との接続、会話設計、データ連携、運用支援 |
管理戸数だけで絞らず、同時に受ける電話と必要な機能を伝えて確認します。小さな窓口から使える製品にも、複数拠点向けのプランがあります。
各社の案内を同じ項目で並べると、次の違いがあります。利用できる機能は、構成とプランで確認してください。
| サービス | 受付方式と確認点 |
|---|---|
| IVRy | AI会話・番号選択、記録・通知。直接転送する用件と利用プランを確認する |
| ミライAI | 代表電話の取次ぎ、物件と担当の対応。物件情報の受け渡しと担当変更の反映を確認する |
| DXでんわ | 用件分類、録音・要約、対応状況。履歴を見て誰が折り返すかを確かめる |
| おまかせAIでんわ | IVR、留守番電話の文字起こし・要約。必要な電話サービスと契約の組合せを確認する |
| PKSHA | VoiceAgent:振り分け・定型業務の会話設計。対象手続きと、有人側の引き継ぎを確認する |
| LINE WORKS AiCall | 既存設備との接続、FAQ、転送。電話設備・会話・データ連携の個別設計を確認する |
受付後の修繕手配や費用承認は、いずれも自社の分担を別に照合します。詳細と出典は次の各社欄に示します。
代表電話の振り分けや記録を整える4サービス
IVRy:一次受付と自社への引継ぎを組み合わせる
IVRyは、AI会話と番号選択による受付、用件の記録・通知などを組み合わせます。不動産管理業向けの公式例では、オーナーからの電話を転送し、入居者の問い合わせをフォームへ案内するなど、相手や用件で入口を分けています。管理業向けの公式利用例
検討時は、その場で担当者につなぐ必要がある電話を選びます。電話発信・転送はスタンダード以上の機能なので、折り返し中心で使うか、直接つなぐかでプランが変わります。記録を受け取った後の修繕手配は、誰が行うかを別に決めます。料金・機能の違い
ミライAI:担当者への取次ぎと物件情報の接続を見る
ミライAIは、代表電話の取次ぎを中心に、用件別の応答を設計するサービスです。不動産業向けページでは、システム間で情報を受け渡すAPIで物件名と担当者を結び付け、転送する使い方を紹介しています。不動産業向けの公式案内
API連携ブロックの公式手順では、PROプランと旧プラン(スタンダード・フリー)を対象としています。物件ごとに担当者が異なる会社なら、使うプラン、参照する物件情報と接続先、担当変更を反映する人、転送先が応答しない場合の動作を確かめます。修繕の業者手配も任せたい場合は、その作業まで含むかを別に確認します。
DXでんわ:用件の分類と、着信後の対応管理を見る
DXでんわは、音声案内やAIによる用件分類に、録音・要約を組み合わせます。着信履歴では、対応状況、メモ、リマインド通知を扱えるため、折り返しの管理まで見たい場合の比較対象になります。公式機能一覧
導入時のフロー作成や音声案内の準備を提供会社が支援する流れも案内されています。デモでは、電話を受ける場面に続けて、担当者が履歴を読み、対応済みにする場面を見せてもらいます。料金と導入の流れ
おまかせAIでんわ:留守番電話と折り返しを整理する
NTT東日本の「おまかせAIでんわ」は、IVRによる振り分けと、留守番電話のAI文字起こし・要約を組み合わせます。管理画面で対応状況やメモを確認し、担当者が折り返す構成です。AIと会話を続けて受付手続きを進める製品とは、任せる部分が異なります。機能・利用条件
ひかりクラウド電話 for Webex Callingと対象回線の契約が必要です。AIスタートプランだけでなく、電話サービス・回線・インターネット接続、番号移行や工事にかかる費用を含めて比較します。料金プラン、導入条件
既存センターや業務システムとつないで設計する2サービス
PKSHA VoiceAgent:対象の手続きを絞って設計する
PKSHA VoiceAgentは、PKSHA Voicebotから名称が変わったサービスです。名称変更の公式発表
窓口へ振り分けるプランと、特定の定型業務を自動応答するプランを案内しており、対話フローや既存システムとの連携を設計します。現行製品の公式案内
管理会社で参考になるのは、レオパレス21の鍵に関する問い合わせ事例です。AIが状況を聞いて通知し、オペレーターが業者へ確認して入居者へ折り返しています。受付と業者への連絡が、どの段階で分かれているかが分かります。入居者対応の公式事例
LINE WORKS AiCall:既存設備と会話設計を一緒に確認する
LINE WORKS AiCallは、既存の電話交換機やコールセンター設備との接続、FAQ回答、会話内容を引き継ぐ転送などを案内しています。不動産業向けの公式ページには、入居者からの連絡を受ける用途も掲載されています。製品の機能、不動産業向けの案内
導入は業務に合わせた個別設計です。現状の電話設備と、FAQ・応対履歴などの資料を確認し、会話の設計や開発を進めます。自社のセンター運用を残しながら一部をAIへ渡したい場合は、現在の担当者へ何を引き継げるかを中心に比べます。料金・導入手順の公式解説
規模は件数だけでなく、同時着信と設定の数で伝える
見積依頼では、月間件数に加えて、電話が集中する時間、拠点・番号の数、転送先、物件ごとの回答の違いを伝えます。月間の件数が同じでも、問い合わせが分散する窓口と、一度に集中する窓口では必要な条件が変わります。
更新する情報の量も見てください。物件・担当者・指定業者が変わるたびに誰が直すか、自社で直せるか、提供会社への依頼が必要かを確認します。初回の設定を任せられても、日々の変更まで同じ範囲に含まれるとは限りません。
料金は、基本料に件数・時間に応じた利用料が加わる製品もあれば、構成に応じた個別見積もりの製品もあります。個別見積もりでも、利用量による費用が別にかかるかを確かめます。必要な機能、電話番号、通信・転送、構築・運用支援まで条件を揃えます。課金区間の読み方は、AI電話の費用を比べる記事で説明しています。
最後は、自社の一件がどこまで進むかで決める
自社の受付記録から、候補へ任せたい用件を選びます。元の申告、参照できる物件資料、決まっていた分担を揃え、個人情報を試験用に整えたうえで、同じ条件を各候補へ渡してください。
通常の受付に加え、実際に対応が止まった原因を試験条件へ入れます。物件を特定できない、内容を訂正する、転送先や指定業者に連絡がつかない、といった条件では、何を記録し、誰が引き取り、本人へ何と返すかを確認します。提供会社が説明する機能と、自社の用件で確認した動作を分けて残してください。
AIが受付して自社が手配するなら、その引継ぎが使いやすいかが中心です。業者への連絡や日程調整も外部へ任せたいなら、ソフトの比較に加えて、実作業を引き受けるサービスを比較します。電話対応サービスの比較一覧では、有人受付も同じ項目で確認できます。
候補へ渡す資料は、AI電話の導入準備で整理できます。テマトクへ相談する場合も、受付後の連絡・手配・調整・報告のどこまで任せたいかを、現在の一件の流れから相談できます。
受付から手配・報告まで、任せる仕事を選ぶ
問い合わせの受付・内容整理、物件別FAQ回答から、業者連絡・手配・報告まで。いまの体制に合わせて任せる仕事を選びます。
費用・方針・例外の判断を管理・運営会社に残し、作業と確認の分担を一緒に整理します。
