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民泊のOTA入金確認。予約・手数料・着金を照合する

民泊の入金確認では、予約の売上額と銀行の着金額を、そのまま一対一で比べません。手数料や返金の調整が入り、複数の予約が一括で送金されることもあるためです。

予約、OTAの受取金明細、銀行の入金を順につなぎ、合わない箇所を探します。入金が見つからない場合も、未送金なのか、送金済みで着金待ちなのか、すでに届いていて照合できていないのかを分けます。

合算した予約売上から控除を引いた送金額と銀行着金を照合する考え方。26,400円は計算例

予約売上、受取金、着金の日付を分ける

OTAはオンライン旅行予約サービスのことです。予約情報をまとめるPMSに金額が出ていても、それだけで実際の送金額や着金日まで分かるとは限りません。

AirHostの手数料レポートの案内は、OTA手数料を確認するレポートと、実際の入金額・決済手数料を区別しています。このレポートはAirHost ONE HMSのPremiumプランが対象で、決済手数料は含まれません。

OTAによっては手数料データを取得できず、AirHostから出力したデータの手数料欄が「0」または空欄になる場合もあります。取得できていない値を、手数料がかからなかったという意味で使わず、OTAの明細へ戻って確かめます。正確な入金額も、各OTAの明細で確認します。

確認する資料主に見るもの
予約予約番号、施設、宿泊期間、変更・取消
OTAの明細受取金の対象予約、控除、返金・調整、通貨、送金状態
銀行等の入金着金日、金額、通貨、照合できる参照情報

宿泊した月と、銀行へ届いた月が違う場合もあります。月次報告では、売上の対象期間と入金の確認期間を分けて表示すると、確認途中の差を説明できます。会計上の計上方法は、自社の経理方針に沿って処理します。

合算送金は、対象の予約を並べて確かめる

Airbnbの収入確認ガイドでは、複数予約の受取金が一括で支払われる場合や、予約変更・取消による調整を説明しています。一つの入金を一つの予約へ無理に合わせず、明細に含まれる予約と調整を確認します。

計算方法は「対象予約の売上合計 − 明細上の控除・調整 = 送金額」です。同じ通貨・円で数の関係を示すと、12,000円 + 20,000円 − 5,000円 − 600円 = 26,400円となります。表紙と次の図はこの計算を説明するもので、自社の予約や着金実績ではありません。実際には、受取金に含まれる予約と各控除を原明細から取ります。

同一通貨・円の計算例。予約売上12,000円と20,000円の合計から、手数料5,000円と過去予約の調整600円を引くと送金26,400円。実際には各額と対象を原明細で確かめる。

着金額と予約売上の合計が違うことだけで、不足とは判定しません。引かれた手数料や返金・調整の対象と根拠を明細で確かめます。返金や調整がどの予約に関係するかを残すと、後からオーナー報告を作るときも説明できます。

差額の照会には、金額だけでなく参照番号を揃える

Airbnbでは、ホスティング収入の「今後の予定」で送金予定を、「支払い済み」で完了した取引を開けます。取引の内訳を開き、予約情報、調整金、取消の内容を確認します。画面の区分だけで銀行への着金まで確認できたとはせず、入金記録と照合します。

合わない場合は、対象予約、受取金や取引の参照番号、送金状態、明細上の通貨を揃えます。同額の別予約がある場合も、番号と期間で対象を絞ります。Airbnbは受取金IDを銀行や支払いサービスへの照会に使うよう案内しています。予約番号と受取金IDを別に残しておくと、どの送金を調べてほしいか伝えられます。

状態次に確認すること
予定・保留予定日と、保留・追加確認が必要な理由
着金未確認OTAが送金済みなら、支払方法、処理期間、取引の参照情報
着金の対象が不明合算した予約、通貨、調整額を明細へ照合
明細と金額が違う決済・送金費用、為替、訂正の内容

為替が関係する場合は、予約時の表示通貨と受取通貨を揃えてから比較します。担当者が都合のよいレートを補って差額を消すのではなく、実際に使われた条件を確認します。

照合が終わったものから、報告へ反映する

OTA入金照合表(Excel)は、受取金一件ごとに、対象予約、控除・調整、着金記録、照会先と返答をまとめる確認票です。薄黄色の記入欄へ、原明細と入金記録で確認した内容を入れます。OTA入金照合表(CSV)にも同じ12項目があります。

複数予約をまとめた送金は、対象予約の番号・宿泊期間の一覧か、その一覧を開ける原明細への参照を残します。別の受取金を調べるときは空欄の票を分け、同じ予約が複数の送金に関係する場合も、それぞれの受取金IDと調整の対応を確かめます。

着金を確認できても、明細の調整がどの予約に対応するか分からなければ、照合は途中です。着金の事実まで未確認に戻さず、確認できた部分と残る不明点を分けます。

[受取金ID・対象期間]は、[銀行等の記録・確認日]で[通貨・着金額]を確認しました。[未照合の調整額・項目]は、[照会先・照会日]へ対象予約と理由を照会中です。[担当]が[次の確認予定]に返答を確認し、[報告先・対象期間]へ反映します。

確認した原記録を入れ、返答待ちの項目に完了日を書き込まないようにします。

月次報告には、確認済み額と照合中のものを分けて載せます。収支の数字へ入れる前の確認と、相手への連絡はオーナー報告につなげます。返金処理が原因なら、返金対応の記録と同じ予約を参照してください。

テマトクには、資料の未着確認、確認担当への照会、結果の連絡や報告整理など、経理・運営担当の間に残る仕事を相談できます。

受付から手配・報告まで、任せる仕事を選ぶ

問い合わせの受付・内容整理、物件別FAQ回答から、業者連絡・手配・報告まで。いまの体制に合わせて任せる仕事を選びます。

費用・方針・例外の判断を管理・運営会社に残し、作業と確認の分担を一緒に整理します。