追加の依頼か、予約に含まれる作業かを確かめる
同じ「連泊清掃」でも、施設や予約プランで内容は異なります。SANU 2nd Homeの公開案内は、通常は滞在中の清掃・リネン交換を行わず、6泊以上で、館山1stや指定のオーナー利用などに当たる場合に簡易清掃を行う条件です。すべての6泊以上の予約が対象、という案内ではありません。
対象の予約でも、清掃はチェックイン日を1日目として5日目・9日目など4日ごとで、チェックアウト前日は対象外とされています。これはSANUの商品条件です。自社では、対象の施設・プラン、清掃日、含まれる作業、費用を予約時の案内と照合します。
受付で確認するのは、施設、予約、残りの泊数、希望する内容、希望日、予約時に案内した条件です。ゲストが「清掃」と言っていても、追加のタオルだけで用事が済む場合があります。
| 希望する内容 | 作業として特定すること | 調整すること |
|---|---|---|
| タオルの追加 | 種類、枚数、使用済み品の回収 | 手渡し・指定場所への配送 |
| 寝具の交換 | 対象の寝具と交換する範囲 | 入室と作業時間 |
| 室内の清掃 | 床、水回り、ベッドなどの対象 | 費用、在室、触れてよい範囲 |
| 消耗品の補充 | 品目、数量、現在の不足 | 在庫と配送方法 |
また、予約に無料清掃が含まれるかという条件と、営業上必要な衛生管理は別です。住宅宿泊事業の衛生管理の案内は、届出住宅について定期的な清掃・換気等を求めています。「滞在中清掃なし」のプランでも、汚れや設備の状態から対応が必要な申告は運営へ伝えます。旅館業や特区民泊の施設は、それぞれの営業形態の基準・所在地の案内で確かめます。
ゲストと清掃担当に、同じ条件を渡す
追加費用がある場合は、運営担当が金額と支払方法を確認し、ゲストへ案内します。希望を聞いた時点で作業を確約せず、必要な人数と作業時間を清掃担当へ確認し、引受けが決まってから確定を返します。
春風荘の運営者が公開した体験記には、7泊・12名の滞在中にシーツ交換を頼まれ、初回は増員できず通常のタオル交換とごみ回収、次回はスタッフを増やしてシーツも交換した経緯があります。無料で受けると決めた一施設の例であり、他の施設でも同じ料金や作業を約束する根拠ではありません。追加費用の可否だけでなく、人員と実施日がそろって初めて返答できる場面です。
入室する作業では、日時と在室・外出の予定、入室してよい条件をゲストへ確認します。SANUの対象プランのように、事前案内で在室状況にかかわらず入室すると定めているサービスもありますが、その運用を別の施設へ持ち込みません。清掃担当には、対象室、作業範囲、入室方法、触れない場所、問い合わせ先を渡します。
依頼を確定するときは、ゲストと清掃担当へ同じ作業・日時・受渡し方法を返します。次の記入文へ、自社で確かめた内容を入れます。
[作業/品目と数量]を[年月日・時間帯]に予定しています。今回の範囲は[含まれる作業・含まれない作業]で、費用は[確認した条件]です。[入室/手渡し/指定場所など、合意した方法]で対応します。変更がある場合は[窓口・連絡方法]へお知らせください。
曖昧な簡易清掃という呼び名だけで依頼せず、担当の引受けとゲストへの案内が一致しているかを確認します。
希望日に全作業を手配できなければ、当日できる作業と別日にできる作業を運営へ照会します。実施できると確認した作業と、まだ候補の調整中の作業を分け、次の返答予定とともにゲストへ伝えます。
外出予定が変わったら、元の依頼も更新する
当日になって「やはり部屋にいます」「夕方に変更したい」と連絡が来たら、元の清掃予定と結び付けます。別の担当へ新しいメッセージを送るだけでは、清掃担当が元の時刻に向かってしまいます。
変更を受けた担当は、旧予定、依頼先へ伝えた内容、相手の返答、新しい予定を一件に残します。新しい候補時刻を提案しただけなら、「変更確定」にはしません。入室の扱いが変わるときは、その確認も更新します。
外出の取りやめや時刻変更の連絡を受けたら、清掃担当へ元の訪問を止められるか尋ね、返答を受けて新しい候補を調整します。すでに担当が向かっていれば、その到着見込みも運営へ戻し、ゲストへ今の対応を伝えます。元の時刻に入室しないでほしいという希望がある場合も、連絡を送って終えず、現地担当が受領してどう動くかを確認します。
退室日の時間変更であれば、レイトチェックアウトの清掃調整も使えます。
配送・清掃・ゲストへの連絡を別々に確認する
タオルを届けた、使用済み品を回収した、室内清掃を終えた、ゲストへ完了を知らせた。それぞれの結果を確認します。作業報告が来ても、必要な枚数を届けられなかった場合は残件です。
作業範囲を写真で報告する場合は、施設の報告手順に沿い、ゲストの私物や個人情報をむやみに写さないようにします。室内の詳しい確認が必要なら、管理する保存先と閲覧できる担当を決めて扱います。
連泊清掃・リネン依頼票(CSV)は、予約、希望作業、提供条件、費用の案内、入室の確認、依頼先の返答、予定変更、完了と残件を記録する形式です。詳しい作業結果の確認は清掃の完了報告、予約前から伝えておく条件は施設ガイドへつなぎます。
テマトクは、追加希望の聞き取り、提供条件の案内、運営・清掃担当との確認連絡、ゲストへの進捗案内などを担います。連泊中に重なる問い合わせと手配をご相談ください。
受付から手配・報告まで、任せる仕事を選ぶ
問い合わせの受付・内容整理、物件別FAQ回答から、業者連絡・手配・報告まで。いまの体制に合わせて任せる仕事を選びます。
費用・方針・例外の判断を管理・運営会社に残し、作業と確認の分担を一緒に整理します。
